ヨーロッパ…

ヨーロッパでの留学や旅行などに関する記事を、オランダに滞在していた経験の踏まえながら書いていきます。大学でヨーロッパ産業、EU、国際関係、ビジネスなどを勉強しているので、多くの人と情報を共有できると嬉しいです。

オランダの交通事情

海外に旅行や留学で訪れる際に重要な移動手段になるのが鉄道です。そういうわけで、今回はオランダの交通事情、主に鉄道事情について書いていきたいと思います。

 

オランダの交通は、大きく分けてNS(オランダ鉄道)とトラム2つがあります。NSはアムステルダム、ハーグ、ロッテルダムユトレヒトといったオランダの諸都市を結ぶ高速鉄道です。そして、トラムは各都市内での短距離の移動役立つ路面電車です。

NS (オランダ鉄道)
NSの電車にはインターシティ(Intercity)とスプリンター(Sprinter)の2種類があります。インターシティは大きい駅のみをつなぐ、いわば特急のようなもので、スプリンターは各駅に停車します。そのため、降りる駅にインターシティが停まるかどうかを確認して乗車する必要があります。
NSの電車には1st クラスと 2ndクラスの車両があり、1stクラスはより広く快適ですが、追加料金がかかります。クラスの間違いがないように注意しなければなりません。また、窓に部分に Silentの頭文字である "S" と書かれた車両では、会話などが禁止されています。

f:id:splendour1453:20180418214745j:plain


この黄色と青色の電車がインターシティです。二階建てのものもあります。車内は広く、長旅でも非常に快適です。

f:id:splendour1453:20180418214821j:plain


そして、この白色と青色が基調となっている電車が、各駅停車のスプリンターです。

トラム
NSの駅から、街の隅々まで行きわたっているのが、路面電車であるトラムです。各都市や地域によって色やデザインが異なるので、非常に面白いです。改札等はなく、電車内に設置してある機会に、乗る駅と降りる駅でカードをかざすだけで乗ることができます。

NSとトラムを活用していけば、オランダの代表的な都市や観光スポットは制覇することができます。さらに細かいところへ進むときには、バスもありますが、大抵はNSとトラムで移動できます。

乗り方
オランダの電車は、駅で買う切符またはプリペイド式の乗車カードを利用して乗ることができます。使う頻度が多い場合や、期間が長い場合はプリペイドカードである OVチップカード (OV Chipkaart) にあらかじめチャージしておいて使っていく方が便利です。旅行の場合は、数日間の乗り放題切符もあります。

また、OVチップカードはNS、トラム、バスすべてに対応していますが、オランダ国内のみで有効となっています。つまり、オランダからドイツ、ベルギー、フランスといった海外へ電車で行く場合は、駅か、オンラインでチケットを購入する必要があります。改札があるところでは、カード、切符(オンラインチケットの場合はバーコード)を改札の機会にかざすと開きます。ないところでは、棒状のカードリーダーにカードをかざし、チェックアウトする必要がありますが、切符やオンラインチケットの場合はそのまま出て大丈夫です。

電車内ではランダムに車掌さんが切符、カードやオンラインチケットをチェックしに来るので心の準備が必要です。寝ていても起こされます。

f:id:splendour1453:20180418214944j:plain


これが OVチップカードです。オランダ国内では非常に便利なカードで、チャージしたお金が余った場合は駅で払い戻しできます。匿名の OVチップカード(非永住者向け)は、残金が20ユーロ以上ないと乗車できないので、注意する必要があります。

以上、オランダの交通事情、主に電車事情についてのまとめでした。私は、オランダでの長期留学経験があり、周辺国へもよく旅行に行った経験があるので、今後も様々なヨーロッパに関する記事を書いていきたいと思っています。この記事が少しでも留学生や旅行者の役に立つと幸いです。あまりメジャーな旅行先や留学先ではないですが、オランダという選択肢もすばらしいと私は思います。最近は飛行機の旅も身近になってきているので...

質問等がありましたら、コメント欄でお願いします。